2008年3月14日

今年はこの動きに注視する・・・Open ID、Social Graph、Open Social 〔1〕

生麦生米生卵的なタイトルになったけど・・・、とにかく昨年末から今年に入って盛んな動きを見せていて、今年注目な動きはこれでしょう。

・Open ID
・Social Graph API
・Open Social API

うほー、やっぱり早口言葉並みにそれぞれ単語が被ってるw
ともあれ自分のためにも、一旦それぞれの機能と特性を簡潔にまとめておくことにする。

まずは、(なぜか)3番目の「Open Social API」から。

■Open Social API
一言で言うならば、Googleが提供する、各種SNS用のアプリを開発する為の共通の仕組み。
これは、急成長中のSNS、Facebookに様々なデベロッパーがアプリを提供して、ビジネス展開が最近熱心に試みられているが、Facebookは独自の仕様で作成することをデベロッパーに求めるため、作るのが大変らしい(理解がざっくり過ぎ・・・)。
SNS分野では一歩遅れていたGoogleが、そこに目をつけ、世界中の開発者を助ける仕組みを作り、Facebook以外のSNSと共同戦線をはった、というのが大筋だろうか。
SNSを自ら仕掛けるのではなく、APIという切り口で、各種SNSに横断的に顔を出す。
知的で大胆。非常にGoogleらしい戦略だと思う。

APIの内容は、
・ プロフィール情報(ユーザー・データ)
・ 友達情報(ソーシャル・グラフ)
・ 活動情報(ニュースフィード、その他、実際の活動)

となっていて、この情報を元に、各デベロッパーは面白い仕掛けを工夫することになる。
1個アプリを作れば、賛同しているSNSすべてで使いまわしてもらえるとは、なんて素敵な。

とはいえ、Googleはこれらを単に無償で行うことにとどまらず、きっと、Adsense的な広告表示をユーザの意思により選択して表示できるようにしたりするのでは、ないかと思う。もしくはデベロッパーが選択できるとか。例えば、ある個人プログラマがこのAPIを使ってアプリをつくり、各種SNSで最高にウケたとする。そこに、アプリ機能は邪魔せずに、広告も出せるという選択肢があったなら、このプログラマはみんなに喜んでもらった対価としてその報酬を得られる様になる。こんな仕組みがこの先に待っているような気がする。なー。

参考記事はこちら。

Tech Crunch:Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ

最新情報的には、Yahoo!も参加意思を表明したらしい。

Tech Crunch:Yahoo To Join OpenSocial in April, Microsoft Groans.

こりゃあすごい。業界では、Facebookはかなりの脅威勢力と見られることの証だろう。

詳細は、Google のオフィシャルページにて。
プレゼンムービーもチェックできます。

Google Ccde:OpenSocial
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