2008年3月27日

レミーのラタトゥイユが

予想以上に美味しかった。

某料理研究家が出ていたPRを見て、なんだか敬遠していたタイトルだったのだが、レンタル屋さんでふと手にとってみてよかった。

驚いたのはPIXERのCGアニメーション技術の進歩。
リアルに表現するべきところは、実写と見紛うばかりのクオリティ!
その舞台の上で、アニメらしいキャラクターがきびきび動き回るのがとても爽快。
ストーリーは、「ネズミが料理上手」というシンプルな楽しい仕掛けと、結構大人向けなしっかりしたメッセージも織り交ぜてあって巧妙。
あとは、エンドロールの演出が見たことない感じで、めちゃ可愛くて最後まで思わず見ちゃったのも良かったなぁ。

新作「WALL・E」が楽しみになってキタ!


フルハイビジョンが見れるなら、ブルーレイで見るとさらにいいかもなぁ・・・。

レミーのおいしいレストラン (Blu-ray Disc)
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2007/12/05)
売り上げランキング: 1564
おすすめ度の平均: 4.5
5 気持ちのいい涙が少しこぼれる感じで、実に心温まる名作
5 心温まる
3 ネズミじゃなかったら…5


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2008年3月26日

電気自動車がどんどん進化している スバル R1e

■15分で8割充電、スバルの小型電気自動車『R1e』

電気自動車市場が、どんどん身近に感じられるようになってきた。
社会構造が変わる瞬間が、刻々と迫ってきている気がする。
2ドルで、80キロの走行が可能とか。すげ。

あとは大本の電力源を、風力などの自然エネルギーでまかなえるようになれば、
僕たちはもっと胸を張って日々生活できるようになるんだろうなぁ。

この2、3年でどの企業がどんなエコ戦略転換で抜きん出るのか。

わくわくするなぁ。

2008年3月19日

そのエコバッグはどの程度エコなのか

日本でもレジ袋無料配布の中止、縮小傾向が強まってきたなぁと。

スーパー三和は、市民団体と協力して積極的に実験を開始。

■レジ袋の廃止実験 東京・町田 スーパー1店で6カ月


イオンは、5年後に、レジ袋配布を中止、および太陽光発電なども積極的に取り入れて、CO"排出量を30%減らす明確な目標を掲げてる。ステキ。

■イオン、レジ袋無料配布を大幅縮小

で、そんな動きを受けて、ユーザがレジ袋からシフトすることになるのがエコバック。最近では、ファッション誌のおまけになったり、美術館のミュージアムショップで売ってたりと、エコバッグ市場、大変にぎわってる気がするんだけど、でもそのバッグって、どれくらいエコなんでしょう。

素材的に、作っている工場的に、耐久性から見て、レジ袋のCO2排出量と比べた時に、どんだけ良い面があるんだろう。エコバッグの基準ってなんなんだろう。

出来立て状態ではエコじゃないけど、10回使えば、レジ袋使い続けてるよりかは、温暖化対策になる、とか、明確な数字で基準を設けると、買う動機付けにもなって良いと思う。

ちなみに僕は3年前から、このバッグを使ってる。
色が元気で持ってて楽しいのと、予想以上の耐久性がお気に入り。
これも、何回使えばエコなのかなぁ・・・

2008年3月14日

今年はこの動きに注視する・・・Open ID、Social Graph、Open Social 〔1〕

生麦生米生卵的なタイトルになったけど・・・、とにかく昨年末から今年に入って盛んな動きを見せていて、今年注目な動きはこれでしょう。

・Open ID
・Social Graph API
・Open Social API

うほー、やっぱり早口言葉並みにそれぞれ単語が被ってるw
ともあれ自分のためにも、一旦それぞれの機能と特性を簡潔にまとめておくことにする。

まずは、(なぜか)3番目の「Open Social API」から。

■Open Social API
一言で言うならば、Googleが提供する、各種SNS用のアプリを開発する為の共通の仕組み。
これは、急成長中のSNS、Facebookに様々なデベロッパーがアプリを提供して、ビジネス展開が最近熱心に試みられているが、Facebookは独自の仕様で作成することをデベロッパーに求めるため、作るのが大変らしい(理解がざっくり過ぎ・・・)。
SNS分野では一歩遅れていたGoogleが、そこに目をつけ、世界中の開発者を助ける仕組みを作り、Facebook以外のSNSと共同戦線をはった、というのが大筋だろうか。
SNSを自ら仕掛けるのではなく、APIという切り口で、各種SNSに横断的に顔を出す。
知的で大胆。非常にGoogleらしい戦略だと思う。

APIの内容は、
・ プロフィール情報(ユーザー・データ)
・ 友達情報(ソーシャル・グラフ)
・ 活動情報(ニュースフィード、その他、実際の活動)

となっていて、この情報を元に、各デベロッパーは面白い仕掛けを工夫することになる。
1個アプリを作れば、賛同しているSNSすべてで使いまわしてもらえるとは、なんて素敵な。

とはいえ、Googleはこれらを単に無償で行うことにとどまらず、きっと、Adsense的な広告表示をユーザの意思により選択して表示できるようにしたりするのでは、ないかと思う。もしくはデベロッパーが選択できるとか。例えば、ある個人プログラマがこのAPIを使ってアプリをつくり、各種SNSで最高にウケたとする。そこに、アプリ機能は邪魔せずに、広告も出せるという選択肢があったなら、このプログラマはみんなに喜んでもらった対価としてその報酬を得られる様になる。こんな仕組みがこの先に待っているような気がする。なー。

参考記事はこちら。

Tech Crunch:Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ

最新情報的には、Yahoo!も参加意思を表明したらしい。

Tech Crunch:Yahoo To Join OpenSocial in April, Microsoft Groans.

こりゃあすごい。業界では、Facebookはかなりの脅威勢力と見られることの証だろう。

詳細は、Google のオフィシャルページにて。
プレゼンムービーもチェックできます。

Google Ccde:OpenSocial
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2008年3月13日

トリンプのワークスタイルにこれからの会社経営を見る

「早朝会議」、「ノー残業デー」、「がんばるタイム」など、トリンプにさまざまな新しい仕組みを構築した吉越浩一郎氏の著書。

吉越氏が、いかにして特徴的な仕組みを会社に導入してきたかが書かれている部分が興味深かった。有名な「ノー残業デー」は、営業以外の職種は全営業日で実現するまでに、なんと20年近くかかったという。びっくり。
実施当初は、定時になったら社長自らフロアの電気を消してまわるという愚直さ。リーダーが先頭で変革のために行動し、とことんやり続ける、伝え続けることの大切さが伝わってくる。

確かに、残業予定でする仕事と、「何時までに終える」を元にする仕事では、必要とされる効率化への努力の仕方が違うし、時間までに終えた時の達成感が違うもの。

あと、きちっと終えて、ちゃんと帰った時って、家庭での会話の量も、質も変わる気がする。そういった変化って、決して小さいもので終わらずに、時を経るにつれ、地域の変化、国の変化となっていくものなんだと思うから、この本のメッセージは、バブルを通過して疲弊し、仕組みの再構築を目論む日本にとって、とても大事なものではないかと思うのです。

きっと、僕らはもっと効率的で、社会還元的な新しいワークスタイルを実践する時期にいるんすよ。

残業なしになって、夜の電力量減らすのは地球温暖化抑止にもなるし。多分。

何よりも、業務の効率化=高収益化 だもんね。


「残業ゼロ」の仕事力
吉越 浩一郎
日本能率協会マネジメント 出版情報事業 (2007/12/22)
売り上げランキング: 148
おすすめ度の平均: 4.0
4 残業ゼロを目指して仕事もプライベートも充実させたい。
2 共感しても実効性はないのでは?
5 価値ある人生を送りたい全ての人に


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2008年3月11日

ホンダを支えた経営力

この本に出会って、「経営」というもののとらまえ方が、まったくもって変わりました。こんなに熱く、愚直で、タフなリーダーシップが必要なものだとは。

そしてリーダーシップにもいろんなタイプがあるものだということも、この本で気がつかされました。ビジョンを提示し、社員をモチベートする本田氏、経営戦略を仕掛け、社員が働く環境を仕組む藤沢氏。二人の役割分担が、とても明確で、お互い重要で。

ページ数は少ないけれど、ずっと傍に置いておきたい、熱みのある本です。

経営に終わりはない (文春文庫)
藤沢 武夫
文藝春秋 (1998/07)
売り上げランキング: 255
おすすめ度の平均: 4.5
5 指導者を支えることの意味するもの
4 ホンダの柱
5 革新的経営のケーススタディ


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2008年3月7日

サムライ流、整理整頓術

去年の暮れくらいに読みました。

要するに、クライアントの悩みを整理する前に、自分のデスクくらい整理しておけということかと。

そりゃそうかもと、ものすごく簡単に影響されて、実践。

以前はイベントのフライヤーだの、雑誌だのを貼ったり並べたりしてたけど、本当になんにも無くしてしまったら、集中力がめちゃ上がった実感があります。

そもそもネットのお仕事をしていて、紙物の制作物が少ないのも、簡単にスタイルをシフトできた要因かも。

今ではとなりの席の人の荷物が僕のデスクにはみ出てくるのが日常に。

ってそれはどうなのw

この本一冊だけ、デスクに置いて帰ってみるか・・・

佐藤可士和の超整理術
佐藤 可士和
日本経済新聞出版社 (2007/09/15)
売り上げランキング: 421
おすすめ度の平均: 3.5
5 アウトプットを仕事としている人、そういった仕事につきたい人、必読。速度というキーワードで仕事を見直すチャンス。
5 アイディアを考える前にすべき準備運動
5 評価がかなり分かれていますが・・・

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2008年3月6日

ウイイレモバイルの無料待受がステキ

目がかゆいのは、花粉のせいか、毎晩wiiウイイレをやりすぎているせいか悩ましいのですが、そんなウイイレのモバイルサイトを見てみたら

■ウイイレモバイル Jリーグ開幕キャンペーン

ってのをやっていて。各チームの携帯待受がここから無料でDL出来るんだけど、これがいい。待受として起動すると、「Winng Elevenロゴ」→「J will be」もしくはチームロゴ、チームキャラクター→と表示された後、そのチームの試合日程が記載された今月のカレンダーが表示される!

うお。

いつでもどこでも、ゲーム日をリマインド。
これ、リーグ全体にとって、チームにとってかなり大事なこと。

KONAMIもJリーグサポーターの一人だという心意気を感じますた。

2008年3月5日

東京駅GranStaと、えいくんへの初おみや

先週末、妻とえいくんが待つ鹿島へバス移動するときに、おみやげを探しに東京駅の新しいショッピングモールへ行ってみておどろいた。

GranSta
 

めちゃめちゃにぎわってました。JR内よりも、かも。
そしてきれいでオシャレ。丸ビルや、新丸ビルのトーンがそのまま駅地下にもつながってる印象で、東京駅近辺がひとつのトーンで統一された感じがステキでした。海外からの旅行者には印象良いでしょうね。

さてさて、何にしようか一周してみて、かりんとうとか、「BUZZSEARCH」っていう、ネット用語みたいなケーキ屋は、えらい並んでたのでパスして、僕が気になったのは「かまわぬ」のまめぐい屋さん。

ハンカチよりも小さめにカットされたてぬぐいと、さまざまな日本のお菓子を、それぞれ大量の品揃えの中から好きなものを選んで組み合わせて、レジで包んでもらう商品。

ここもすごい人込みだったけど、押し合いながら、妻と、妻のご両親と、えいくんをそれぞれイメージしたマイまめぐいを4つ作って鹿島へ。

えいくんは、喜んでくれた?のか?w



食べてる・・・。

2008年3月3日

slice the pie で、新人ミュージシャンに「投資」する

■好みのアーティストに投じて利益、音楽販売低迷の裏に新型投資

まさに、音楽業界再編中な動きのひとつ。

サイトユーザの中で人気が高まった上位20位の新人ミュージシャンが投資を受ける権利を持つ。投資家は、そのミュージシャンのアルバム売上げから利益を得ると。

昨年、RADIOHEADがレーベルを通さずに、直接サイトから楽曲を販売し、しかもユーザが値段を決めるシステムをとった(※期間限定。その後、アルバムはレーベルからもCDとして販売された)ことが話題になったけど、音楽業界におけるネットを利用した新規事業モデルは、まだまだどんどん出てくる予感。

しかし、この「集合知と、投資システムの組み合わせ」って、美術分野にも展開できないかなぁ。美術作品は、実際に合い対さないと評価するのは厳しいっていうのは知ってるつもりだども。

2008年3月2日

JAPANサッカーに夢はあるか

こないだ、発売中のnumberのコピーを見て、ああ、惜しい、と思った。

「岡田JAPANに夢はあるか。」

今現在ほんと目の前のことを語るなら、このコピーで妥当だと思う。
けど、僕がこの時考えていたのは、「日本サッカーに夢はあるか。」だったのだ。

ちょうど、東アジア選手権がやっていた頃で、画面越しに見る日本代表の選手たちのプレーに、なんとも勢いを感じられず、「これは、観客減るだろう(視聴率も、チケット販売も)」と思ったからだ。

そう思ったのは、以下の2点から。

・チームを鼓舞するリーダーの不在
・目標達成までのロードマップのわかりにくさ

なんか、皆の気持ちを集約できる様な、ゴリっとした軸を持っている選手が見受けられない。
DF中沢は、熱さと経験と技術があり、その役割を担えそうではあると思う。けど、中盤や前線で、引っ張る人がいないのがすごく寂しい。ピッチのリーダーシップは、選手だけでなく、観ているものをも魅了するもの。そうした要素がなくても機能する、という今のプレイスタイルは、勝てなかった場合、非常にさみしい後味を残すと思う。

それから、「W杯で勝利する」という目標に向けて行っている改革(練習)のロードマップが見えにくいのも気になる。トルシエ時代なら「フラットスリー」、ジーコ時代なら、「ブラジル流サッカー」。どちらもとてもシンプルで、勝ち負け関係なく、観ていてわかりやすかった。勝てなければどこがわるいのかが議論しやすいので、自然と話題にもなりやすい。
今は、どんな仕組みで行こうとしているのか、すごく伝わりにくい。そうなると、進化してるのか、後退しているのか、勝つ可能性があるのかないのかが素人では議論もできないから、ファンと代表との「共感」が生まれにくくなっていると思う。

そして、もっともっと言うと、これら2つの疑問を生んでいる大きな要因は、日本のサッカーがどこを目指すのかのビジョンの共有が、選手にも、観る側にもなされていないのではないか、ということが気になる。
それこそが、日本代表の選手から、かつての熱を感じなくなっている要因ではないだろうか。
(うまい、うまくない、の話と別と思っている)

wikipediaで調べると、近年のJリーグが掲げるスローガンの変遷はこうだ。

スローガンは「Join!」(1999-2004年)「Amazing,J.」(2005-06年)、「Will Be 見せたい未来がある。」(2007年)


JOIN→AMAZING→WILL BEと、年を追うごとに、聞いてすぐわかるような具体性がなくなっている。見せたい未来ってどういうことかと、詳細の意味をJリーグサイトで調べると、「クラブサッカーの世界水準へ。」となっているが、これは、「クラブサッカーの世界水準を知っている人」のみがイメージができるゴール設定であり、多くの人が容易に共感しやすいものではない気がしてならない。

日本の「サッカーファン」もしくは「他のスポーツも、サッカーも観る人」、または、「たまーに学校や会社で話題になっても話についていける程度に見る人」は、「クラブサッカーの世界水準へ。」なんて大仰なことを望んでるのではなく、サッカーを通じて、「勝利の喜びの共有」、「努力の姿勢への賞賛」、「敗北にくじけない強い心への憧れ」、「グローバルに行われているチームスポーツの素晴らしさ」といった、もっとシンプルで感情に訴える何かを求めているだけではないだろうか。

日本サッカーは、もしかしたら、時を急いているのではないか。そして、設立15年で、現場を忘れ、サッカーを何かちっちゃなものにしてしまってはいないだろうか。


昨日、ゼロックス・スーパーカップの、鹿島アントラーズ×サンフレッチェ広島戦をTV観戦した。

試合内容は、個人ブログを含め、様々なメディアで騒がれているとおり、コミュニケーション力と判断力を欠いた、本当にひどいレフェリーが、ゲームの流れを好きに掻き乱した大惨事となった。アントラーズとサンフレッチェの選手たちは、非常にキレのある、勝利へのあくなき姿勢を前面に出したプロらしいプレーをしていたが、このレフェリーのおかげで、ニュース映像では、素晴らしいプレイよりも、レフェリーがカードを出すシーンと、アントラーズのサポーターの乱闘シーンがメインの扱いとなってしまった。

日本サッカー協会は、このゲームが、「クラブサッカーの世界水準へ。」を体現していると、言うのだろうか。

「クラブサッカーの世界水準へ。」というスローガンを理解し、そのためのロードマップを共有している人間が判断したならば、きっとあの過去の実績があるレフェリーを使うことだけは当然の様に避け、ファンにはJリーグ開幕への期待感をより一層高めるレベルの高いゲームを届ける環境を与え、広告主には、喜んで来年も予算を組んでもらえる結果を生み出すために、徹底的に努力したであろうと思う。

サッカー業界には、過去の栄光にあぐらをかかず、現場視点からの思い切ったロードマップの再構築、および、体質改善と、ビジョン(夢)の具体性向上と共有が、早急に必要な状況にあるのではないかと思った。


※このNumber、結局気になって買って読んでみたら、巻頭付近の金子さんの記事の最後には、「岡田JAPANに心配はなく、むしろ気になるのは日本サッカーの行く末」といった旨の記述があった。「日本サッカーに夢はあるか。」と思ってる人って案外少なくないのでは・・・と思った。



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