2008年4月24日

AdWords × ターゲティング機能

Adwords出稿の際に、「年齢」「性別」のセグメント指定ができるようになったらしい。

■MarkeZine:Google AdWords、ターゲティング機能を追加

これって、「Social Graph API」と連動させるのかな、と思ったんだがどうだろう。
「Social Graph API」を利用して作るアプリケーションには、各種SNSからユーザ属性を引っ張ってきて表示、利用できる仕様だから、そのアプリの下に、「AdWords × ターゲティング」広告を出したりできそう。わかんないけど。

いずれにしても、

■MarkeZine:Google、携帯でもバナー掲出が可能な「イメージ広告」をスタート

こういった記事がどんどん出てくるのを見ていると、Googleが、積極的に根幹事業であるオンライン広告の仕組みを進化させることにきちんと集中していることが感じられる。

■media pub:YouTube,米オンラインビデオ市場でも寡占化進む

アメリカでの検索エンジン市場シェア率67.25%、
オンラインビデオ市場シェア率73%。

まだまだ表に出ていない仕掛けがたくさん出てきそうだなぁ。

2008年4月21日

GBAプロジェクト ゴミ袋にユーモアを

ゲームボーイアドバンス、ではなくて、GARBAGE BAG ART WORK というプロジェクトを雑誌で知る。

ゴミを入れて、もち手を結ぶとウサギになるマナーバッグ、「Love-it!君」や、ゴミ袋に花や魚、樹木のイラストが書いてあって、そのゴミ袋が置かれている収集所が華やかになるという「ゴミ置き場をアートにするプロジェクト」などを実行している。

以前から、野ざらしのゴミ収集所は、ほんとに景観悪くするし、回収の係りの方も、綺麗なマンションの収集所を回るのに比べてなんだかしょんぼりするんだろうなぁと思っていたので、素敵な企画だなぁと思った。デザインの力というものを実感できる仕掛けだと思う。

燃えるゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミとデザインが違っているのもわかりやすいし楽しい。欲を言えば、もう少し「和」なテイストに持っていければ、「日本の街」に溶け込みやすく、且つ、海外にもニュースになりやすい気がした。あと、ペイント代も抑えるために、イラストはワンポイントでも良いかも。

いずれにせよ、人が嫌だなぁ、見たくないなぁって思ってるところに、ユーモアとデザインの力で切り込むこういうやり方、好きだなぁ。

このゴミ袋は、ナチュラルローソンや東急ハンズで売ってるみたい。

2008年4月15日

今年はこの動きに注視する・・・Open ID、Social Graph、Open Social 〔2〕

さてさて、前回から間が空いちゃったけど、第2弾。
Social Graph APIをまとめておく。


■Social Graph API
簡単にとらまえるならば、前回の「Open Social API」が、


「どんなSNSにも使える共通アプリ開発プラットフォーム」


だったのに対して、「Social Graph API」は、


「どんな新しいSNSに新規登録する時でも、ネット内の今までの友人関係を引き継いで入れて寂しくない!ツール」


と言えそう(ちょっと長い・・・)。

これまでも、SNSに新規登録する際に、Gメールや、Y!メールなどからアドレス情報を引き出して、そのSNS内に友人がいないか検索する機能って言うのはあったけど、「Social Graph API」は、メールでつながっている関係だけではなくて、他のSNS内での友人関係や、blog同士のつながりにおける友人関係を探し出せる機能を持っているところが、大きく違うところ。

そのあたりの仕組みについて細かく書くと、つながりの判別には、「me link(自分)」と、「friend link(友人)」の2つの関係を判別し、友人情報を検出するらしい。

「me link」とは、例えば自分のブログがあって、そこから自分のtwitterページへのリンクを設定している様な場合のリンク情報で、自分同士のリンク情報。

「friend link」とは、例えば自分のブログと友人のブログ間に設定されているリンク情報のことで、SNSに新規登録する際に「この人はあなたの友人ですね?」的に表示するために参照するのは、こちらのリンク情報の模様。

このAPIを使えば、もしもmixiがオープンなSNSであれば、そこでの友人関係をtwitterに新規登録する際にAPIが参照してくれて、既にtwitterを使っているユーザの中から、mixi内での友人を自動で探しだしてくれたりする。

これは、便利だなぁ。

「Social Graph API」は、これまでサービス内に閉じているのが普通だったユーザの「Social Network」情報を、www内で自由に、活発に再利用できるようになるツールだと思う。

詳細は、Google のオフィシャルページにて。
プレゼンムービーもチェックできます。
もちろん英語だけど、めちゃくちゃわかりやすいですw

Google Code Blog:URLs are People, Too

2008年4月11日

ブログのニオイが消える?

花王8×4のブログパーツ。

クリックすると、ページ内の「ニ」「オ」「イ」(の文字)が消える!



シンプルで、ちょっと楽しくて、まっすぐに製品特徴訴求しているブログパーツだなぁ。

というか、「ブログに貼れる、インタラクティブADバナー」に近いかもかも。

コストも多分そんなにかからなそうだし、3秒で伝わるようになっていて、こういうのやっぱ好き。

「ニ」「オ」「イ」が消えたら意味がわかるようになる怪文書、誰か作ってw

パーツの入手はこちら

2008年4月4日

サーチ市場の起源を知る

本当に今更だけど、必要があって「ザ・サーチ」を読んだ。もっと早く読んでてもよかった・・・

ヤフーとグーグルの違いが、根っこから理解できる。検索連動広告がどうやって生まれたか、知れる。その競争の激しさも体感できる。何より、サーチ市場を生んだ創業者達の情熱と、考え方に触れることができたのが良かった。

2年程前の本になるので、ちょっと古いかなと感じるところもあるけど、創業時期~上場の頃に関してはいつ読んでも大丈夫だと思う。

なんというか、サーチ市場の、そもそものそもそもについてしっかりと語られているので、どんな職種であれ、ネットに関わる仕事をしている人は必読なんではないか、とまで思える本だった。

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた
ジョン・バッテル
日経BP社
売り上げランキング: 12596
おすすめ度の平均: 4.0
3 検索の歴史を知るには良いですが、翻訳が・・・
4 活き活きと描かれているが、今となっては内容の鮮度も落ちている
3 遅れてきたネットの支配者
3 検索をビジネスにした人たちの物語
3 翻訳が悪すぎ


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2008年4月3日

蜘蛛の名前なのかと思ってた エニグモの本

エニグモは、バイマ、プレスブログなどの事業を運営している会社、と、ついこないだ知ったw
サービスは知っていても、会社名を知らなかった・・・。

この本では、エニグモの役員達の言葉で、企業から現在に至るまでの行程が、語られている。

企画書作成、システム会社へのプレゼン、サービス立ち上げ、会員の伸び悩み、VCからの資金調達、といったところの苦労話が、濃密に、生々しく書かれていて、非常に参考になった。

特にはっとさせられたのは、エニグモが新しいサービスを考える際に、「そのサービスが世界初かどうか」にこだわっているというのも、新鮮に感じた。

ぱっと見では、「mixi」や「はてな」と同様に、日本のウェブ2.0企業と言われてしまいそうだが、「世界初を世に出す」というビジョンは、それらの会社とは全く異質な、突出した軸を持った会社であるという印象を持った。

今後は、エニグモ以外にも、輸入物の仕組みではない、オリジナルなネットサービスを提案する会社が、日本からもたくさん出てくるようになるだろう。

僕もその一人でありたい、と思う。

謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦
須田 将啓 田中 禎人
ミシマ社
売り上げランキング: 236
おすすめ度の平均: 5.0
5 こうしちゃいられない!
5 IT界のレノン&マッカートニー。
5 ネットベンチャーに興味がある人は一読する価値あり
5 日本発! 世界初!
5 若い人にも、もう若くない人にも読んでもらいたい


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