2008年5月30日

iPhoneは、日本のケータイ世代にウケない気がする

どこのキャリアになるのかはわからないけど、6/9のWWDCも近づき、そろそろ日本市場にも登場しそうな気配のiPhone。

昨年から今にいたるまで、日本市場に登場したらきっとすごいインパクトをマーケットに与えると言われて久しいけど、最近、それが少し疑問に思えてきた。

■マイコミジャーナル:ケータイネット世代のきもち

こちらの記事の、ここを読むと
「モバイル社会白書2007」(NTT出版)によると、携帯電話のパケット定額割引利用者割合は、携帯ユーザーの33.4%だが、19歳以下だと 57.8%にも上る。ユーザー全体と高校生ユーザーとで機能別の利用率を比べた結果、インターネット機能(iモードやEZwebなど)の利用率は全体で 65%に対し、高校生は77.8%と大幅に上回っている。

携帯でネットを利用する割合は、明らかに10~20代の「ケータイネット世代」が多いらしいんだけど、この日本の市場特性がiPhoneにとって脅威なんじゃないかと。

理由は簡単で、「ケータイネット世代」は、ものすごい速さで親指入力するのが常なのに、iPhoneのキーボードインターフェースは、その速度に耐えられないから。

実際にiPod Touchを発売当初から使い続けているけれど、いまのキーボードインターフェースには、「入力できるなぁ」といった印象しかない。メッセージをズダダダダーっと入力したい人には、全然反応速度が合わないはず。

こないだ電車の中で見た20代前半の若者は、就職情報サイトでのエントリーを、携帯で行っていたが、その入力の速いこと。電車が次の駅に到着する頃には「御社に興味があります・・・宜しくお願い致します」的な内容を送信し終わっていた。これを現状のiPhoneでやるのは正直きついと思う。

ケータイネット世代がこれまで鍛錬してきた親指力を捨てる気が、僕はあまりしない。iPhoneは、本当に日本を「席巻」できるのか、とっても疑わしくなっているこの頃だ。

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