風邪引いたからベッドで鼻水出しながら読んでいたら、
途中から熱いモノが胸の奥から湧き上がって
涙が出てきた。
こんなに一生懸命、何度も「手で」試作されて
見知らぬ人の「手に」なじむように作られていたからこそ
彼のプロダクトを手にするときに
ほっとするんだとわかって、泣けた。
スプーンや、やかんの持ち手や、フライパンの柄を通して
私は柳宗理と毎日握手をしているような感覚になった。
ステンレスなのに、あたたかい。
鉄なのにやさしい。
彼は昨年の12月25日に亡くなったが、
私はこれからも、彼のプロダクトを使う度に
彼の笑顔や、仕事に対する情熱を思いだせる。
すごい仕事だと、あらためて思ったので記しておく。
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