2012年1月21日

「手」でつくったかたち 柳宗理

今朝amazonから届いた「CasaBRUTUS特別編集 新装版 柳宗理」を

風邪引いたからベッドで鼻水出しながら読んでいたら、

途中から熱いモノが胸の奥から湧き上がって

涙が出てきた。



こんなに一生懸命、何度も「手で」試作されて

見知らぬ人の「手に」なじむように作られていたからこそ

彼のプロダクトを手にするときに

ほっとするんだとわかって、泣けた。



スプーンや、やかんの持ち手や、フライパンの柄を通して

私は柳宗理と毎日握手をしているような感覚になった。

ステンレスなのに、あたたかい。

鉄なのにやさしい。



彼は昨年の12月25日に亡くなったが、

私はこれからも、彼のプロダクトを使う度に

彼の笑顔や、仕事に対する情熱を思いだせる。



すごい仕事だと、あらためて思ったので記しておく。



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