妻に勧められて「グーグルに勝つ広告モデル」を読んだ。
書店で見た時は、またか、なタイトルに引いていたので開きもしなかったけど、
読んでみるとタイトルで拒絶反応起こすのは惜しいくらいの内容。
既存4マスメディアのポジショニング再確認と、ネットメディアの台頭によって発生している4マスのポジショニング転換を、論理的に分析していてわかりやすい。
目から鱗だったのは、P40の「インターネットメディアと既存4マスメディアのポジショニングマップ」の図。ネットメディアがいかに既存のメディアとは違う価値を提供している斬新なメディアであるかが一目でわかるようになっている。この見せ方は、新しいと思う。
上記のポジショニングの再確認をふまえた上で、「TV広告は終わった」「新聞はなくなる」などと煽るのではなく、著者は非常に論理的に、ネットと既存メディアとで食い合う部分はここ、そうでなくて、既存メディアがこれからも価値提供できる部分はここ、と分析してゆく。
読み終わって思うのは、ネットの出現によって、メディア価値が大変革を起こしている時代にいるのだなぁということと、それぞれサバイブしていく方法ってまだまだ様々にあるよねってこと。
最後に、この本のタイトルは、最終章の「マーケッターに求められるパラダイムシフト」ってのが適切。グーグルに勝つ、なんてことはどこにも書かれてないし、本の趣旨と違いすぎてる。
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